謎のLGBT用語「ストレート・アライ」をシンプルに解釈してみた

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自分自身ゲイである僕が、LGBT用語「ストレート・アライ」について色々と解釈してみました。

 

「ストレート・アライ」ってなんだ?

こんにちは! 海外在住、年の差30歳の国際クマ系ゲイカップル(の日本人のほう)によるゲイ・LGBT情報ブログ、パンダブログ(‎@panda_no_blog)です。

「ストレート・アライ」って何…? 「ストレート、荒い…?」

ネットでLGBTについて調べていると、ちょくちょく見かけるこの言葉。とても気になったので調べてみました。

 

LGBT用語「ストレート・アライ」とは

(写真はストレート・アライを示す旗)

 

ストレート・アライ(英語: Straight ally)は人権の平等化や男女同権およびLGBTの社会運動の支援や、ホモフォビアへの異議を投げかける異性愛の人々を指す言葉。

LGBTなどの当事者では無いが、LGBTなどの人々が社会的に不利な立場に置かれていると感じ、ホモフォビアやヘテロノーマティビティ(異性愛を標準と捉える価値観)に対する解消活動や異議の表明を行っている支援者。

文脈上ストレート・アライを指すことが明確な場合は、単にアライ(ally)とも言う。

Wikipedia「ストレート・アライ」より。

 

どうやら「ストレート・アライ」を要約すると「ゲイじゃないけどゲイをサポートするというスタンスの人たち」のことのようです。

 

「ゲイ・フレンドリー」とは違うの?

LGBT(ゲイ)をサポートするだけなら「ゲイ・フレンドリー(gay friendly)」という言葉もあります。なんだか「ストレート・アライ」と似ている気がします。調べてみるとこうありました。

 

ゲイフレンドリー(Gay-friendly)とは、ゲイ(およびLGBTに含まれる人々全て)に対して開かれ、また温かく迎え入れる状態にあることを意味する言葉。

主に都市や国といった場所、政策、人々や団体などが彼らへの支援や繋がりの構築をしたり、彼らを含む人々全てへの敬意や平等性・偏った判断の解消を行っている態度を表明するために使われる。

Wikipedia「ゲイフレンドリー」より。

 

ゲイフレンドリーとは「LGBT(ゲイ)に対してウェルカムなスタンス」を指すようです。ストレート・アライとは違い、行動の当事者がゲイかどうかということは関係なさそうですね。

 

ストレート・アライの定義

ストレート・アライの「アライ(ally)」という単語は、政治のニュースで「同盟」という意味で使われているのをよく見ます。ちょっと政治・軍事的な香りがする言葉ですね。

これらを踏まえてストレート・アライの定義を考えると「自分自身はゲイじゃないけど  “断固” ゲイをサポートする!」という意味にも取れそうです。

 

ストレート・アライの負の部分

ストレート・アライについてさらに調べてみると、こういった記述もありました。

 

「LGBTの当事者は差別に直面しているため社会的にも経済的にもハンデがある」とストレート・アライは考えている。

ストレート・アライは様々な理由で批判を受ける。その一つに、は ヘテロノーマティビティ/Heteronormativity(※)の考え方から抜け出せていないというものがある。また、自らの人気やステータスの獲得にLGBTQ利用しているという批判もある。

Wikipedia「Straight ally」参照。

(※ヘテロノーマティビティ/Heteronormativity とは「男はこう!女はこう!」という男女の捉え方で、ゲイではないヘテロセクシュアル(異性愛)があくまで規範という考え方。詳細はこちら

 

…というような批判も一部ある、ということだと思いますが。

 

これを読んで1つ思ったのは「ストレート・アライが言う “ゲイ” には特有のイメージがある」ということです。ストレート・アライが「ゲイ」と言う時、それは苦しんでいるゲイを主に見ているのだと想像します。

ストレート・アライが対象にする苦しんでいるゲイとは、例えば、ゲイが原因でいじめられている近所の子とか、ナイジェリアで迫害されて殺されそうなゲイとかです。(極端な場合)

ワイワイやってるシャイニーなゲイとはまたちょっと違うゲイを思い描いているのではないかと思います。

 

ストレート・アライに対して思うこと

 

以上がストレート・アライですよ、と言うつもりはありませんが、ストレート・アライのこういうニッチな目線を理解しないと、的確にストレートアライの価値を理解しにくいと思います。

なぜなら、圧倒的な困難には圧倒的な救済が必要だからです。

言うなれば、ストレート・アライとは、救急車がサイレン鳴らして一般乗用車をぶっちぎって行くようなもんでしょうか。救急隊員はもちろんケガしていません、他を助けるために。

ゲイではないストレート・アライが、苦しんでいるゲイをゴリゴリにサポートする。そんな圧倒的な救済は、ゲイフレンドリーではなく、ストレート・アライにしかできないことなのではと思います。

個人的には(ゲイとして)、「ゲイなんですか、ああそうなんですかハイわかりました」くらいのゲイフレンドリーのノリが楽ですが。笑

でも、そのコミュニケーションすら叶わないかもしれないLGBT当事者もいて、そういう時のためにストレート・アライは同盟してるんだな、と頭の片隅に入れておこうと思ったのでした。

 

     
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